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十数年前、引っ越してまだ私たち家族でさえ使っていない新品トイレを、夫が引っ越し業者のアルバイトの子に貸してしまったお話です。
それも、その子はどうもピーピーだった…..。
引っ越し当日、私は前の家で荷出しをして最後のお掃除をしていました。
夫は引っ越し先の家で荷入れの立ち会いをしていました。
すると、引っ越し業者の男の子が『お腹が痛いからトイレを貸して欲しい』と言ってきたそうです。
その時社員さんはおらず、その子と夫だけが家の中にいる状況だったそうです。
夫は元々おおらかな人なので、お腹が痛いと聞いてそれはかわいそうにとトイレを貸したそうですが、その子はしばらくトイレから出てこなかったそうです。
その話を、引っ越しの終わったその日の夜に夫はわざわざ私に話してくれました。
私は、「えーーーーーーーっ!!!」ってなりました。
そもそもお腹が痛い、という時点でおっきい方だと分かります。
おまけに、「そいつしばらく出てこんかったぞ」の夫の言葉。
もう私の頭には、あのピッピーの何とも言えない映像が浮かんでいました。
新たにローンを組んだ家。
便器も壁紙も一つ一つ時間をかけて選んだんです。
家族がまだ使ってないその新品トイレに、おそらく下痢。
どんなにトイレを掃除しても、新品トイレに私達より先に他人様にピーピーをされたことが、私の記憶から消したいのに消えません(涙)
あ、私は、その男の子に怒ってるんじゃありません。
黙っときゃいいのに私に報告する夫に怒ってるんです。
ただ、、、
そこにいたのが夫ではなく私だったらどうしていただろうと思うと、難しい問題です。
断りきれずに貸した自分を、ずっと許せずに何年も過ごしたかもしれません。
躊躇なく貸せて、掃除すればいいじゃんと考えられる夫が羨ましいです。
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